スタッフブログ

’22/06 笠取山

投稿日:2022.07.05

「笠取山」

(1953m)

・・・

埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境に位置する山で、

奥秩父主脈の一部を成します。

山頂直下の水干は多摩川の水源地で

南斜面一体は東京都水道局が管理する水源林となっています。

山頂へは笠取山名物のまっすぐ伸びる急登の道。

急登を登り切った先には

富士山、大菩薩嶺、奥秩父主脈の絶景が待っていますが

梅雨真っ只中の今回は

天気はどうだったのでしょうか!?

・・・

今回は登山口の作場平口をスタートし

登りはヤブ沢峠経由で笠取小屋へ。

小屋からは見晴のいい草原地帯を歩き

山頂直下の急登へ挑みます。

山頂からは東側へ下りて

水干経由で笠取小屋へ。

下山は一休坂経由で作場平口へ戻る

往復+周回ルートです。

・・・

作場平口

人っ子一人いない作場平口からスタート。

この日は雨予報、シャクナゲの花も終了した平日ということもあり

閑散としています。

予報とは異なりスタート前から少し晴れ間が見えて

皆さんのテンションも回復⤴⤴

東京都水道局によって整備された

「水源のみち」、「源流のみち」を

進んで行きます。

せせらぎと鳥の鳴き声が響く

とても雰囲気のいい広葉樹の森の中を

歩きます。

沢にかかるいくつもの橋を越え

ヤブ沢峠へ。

ヤブ沢峠

ヤブ沢峠からは林道歩き。

シロバナヘビイチゴ

笠取小屋手前にはたくさんのシラバナヘビイチゴ。

笠取小屋トイレ

笠取小屋に着く頃には予報に反して

青空が見え始めました!

小屋の先にある草原地帯に出ると

笠取山が目の前に。

反対側の富士山方面は見えませんでしたが

雨予報だったことを考えれば

十分すぎる景色!

いよいよ笠取山名物の一直線に続く急登に挑みます。

見た目のインパクトはなかなかですが

実際歩けばゆっくりでも30分程で

登りきることができますのでご安心を 😉

登りだして半分までは直登するため

最も急に感じます。

斜度もスキー場の上級者コース並みの

30度超え 😯

中盤から後半にかけては九十九折になるので

斜度も見た目より大分緩くなります。

笠取山展望地

急登を登りきると

笠取山展望地。

皆さん、とてもいいペースで

完登しました!

※山梨百名山の山頂標がありますが

実際の最高地点はもう少し先。

この日は残念ながら遠くの景色は見れず。。。

下見時に撮影した

晴れた日の展望地からの遠景がこちら

西側の景色

右奥に奥秩父最高峰の北奥千丈岳。

真ん中に黒金山とそこから左に連なる乾徳山。

さらにその奥には波アルプス

南側の景色

富士山と左に大菩薩嶺。

サラサドウダン

山頂付近のシャクナゲは完全に終了していましたが

鈴なりのサラサドウダンが!

別名フウリンツツジと呼ばれ

釣鐘型の花が特徴。

笠取山

岩場を越え20分ほどで

笠取山山頂(1953m)へ。

登頂おめでとうございます!

水干

下山は多摩川の最初の一滴

水干経由で。

ここ数日の雨のおかで

葉から一滴ずつ落ちる

水の様子をしっかりと見ることができました!

水干

水干は「沢の行き止まり」を意味し

ここから染み出した多摩川最初の一滴は

約138kmの長い道のりを経て

東京湾に注ぎこみます。

小さな分水嶺

帰りは小さな分水嶺に寄り道。

ここに降った雨は荒川、玉川、富士川の

3つの河川に別れ太平洋へ流れ込みます。

僅か数㎝の差で進路が大きく異なってしまうのです。

皆さんも行程の2/3を終え

ほっと一息。

会話も弾みます♪

クリンソウ

サンリンソウ

下山は笠取小屋から一休坂経由で。

沢沿いの道にはクリンソウの群落や

サンリンソウがあちこちに。

作場平口

最後の30分ほどは

少し雨に降られてしまいましたが

作場平口へ下山しました。

水に恵まれた笠取山。

貸切登山で

多摩川最初の一滴を見ることが出来何よりでした!

ご参加いただいた

 ●形さん

●田さん

●村さん

●井さん

●塚さん

ありがとうございました!

感謝、感謝です 😀

💡