スタッフブログ

’22/06 粟ヶ岳

投稿日:2022.06.29

「粟ヶ岳」

(三百名山)

(1293m)

・・・

粟ヶ岳は新潟県のほぼ中央

三条市と加茂市にまたがる山で

登山道の至る所から越後平野全面を見下ろす素晴らしい眺望が広がります。

豪雪地帯特有の森林限界の低さ故

300m付近から景色が開け

1000m以下の場所から

絶景の稜線歩きを楽しめる稀有な山。

・・・

今回は加茂市の中央登山口から三条市の下田登山口へ縦走。

急登、ハシゴ、岩場、新緑の樹林帯、春の花と

変化に富んだ道を歩いてきました。

標高差1200m、距離10kmと歩き応えも

十分な縦走ルートです。

・・・

中央登山口

当日は朝から雨模様☔

最初からレインウェアを着ての登山となりました。

三合目に向かって急登を登ります。

大栃平

三合目を過ぎ景色が開ける大栃平へ。

雨で何も見えません。。。

それでも皆さん、いい笑顔 😀

大栃平

晴れれば正面に3つのピークが連なる山頂がよく見える。

大栃平から南側

南には残雪たっぷりの守門岳と奥には小さく苗場山。

気を取り直して雨の中を進みます。

6合目までの間にはハシゴあり。

斜度は緩く、段差の高い場所に

歩きやすいように設置してあります。

粟庭の鎖場

続いて六合目手前の鎖場。

ここも斜度は緩く

足場はしっかりと窪みがあるので

難しくはありません。

越後平野を見下ろす絶景の六合目ですが

この日は何も見えないので先に進みます。

粟ヶ岳ヒュッテ

急登と緩やかな登りを交互にこなし

標高1049m、七合目の粟ヶ岳ヒュッテへ。

小屋周辺にはお目当てのヒメサユリが!

粟ヶ岳ヒュッテ

雨を避けるために小屋内部で

早めのお昼休憩。

雨は全く止まないものの

山頂に向けて再出発。

稜線歩き(現実)

稜線歩き(理想)

ここからは絶景の稜線歩きですが

目の前は真っ白 😥

ウラジロヨウラク

ベニサラサドウダン

その代わりに瑞々しい花の共演!

釣り鐘型のツツジ2種が最盛期でした。

カメラのレンズも水滴だらけなので

多少のピンボケは雰囲気が出ているとこうことで

ご容赦を :mrgreen:

9合目、粟ヶ岳北峰

急登を登り切り粟ヶ岳北峰。

標識のコースタイムは健脚者のタイムなので

我々はもっと時間をかけてゆっくり山頂へ向かいます。

ヒメサユリ

北峰~山頂にかけては見事なヒメサユリロード!

●井さん、本日のベストショットを狙います。

粟ヶ岳

貸切の粟ヶ岳山頂へ到着!

結局雨は止まず360度の絶景を見ることは

叶いませんでした 😥

晴れればこんな絶景が広がります

粟ヶ岳から北側

残雪たっぷりの飯豊連峰方面。

粟ヶ岳から東方面

御神楽岳。

粟ヶ岳から南側

守門岳、浅草岳の奥に

会津駒、日光白根、燧、平ヶ岳などなど錚々たる山並み。

粟ヶ岳から西側

登ってきた北峰と

越後平野の向こうに弥彦山、角田山。

下山は下田方面へ。

下田コースも本来は7合目先まで

絶景の稜線歩きが続きますが

この日は赤土の泥濘にスリップしないよう

神経を使いながらの下山となりました。

ヒメサユリ

そんな中でも下田コースも花はたくさん。

6合目付近にあった白いヒメサユリ。

5合目付近は標高600mながら見事なブナ林。

霧が立ち込める幻想的な雰囲気がとてもよかったです。

雨の日ならではの現象として

すべすべとしたブナの幹を

雨水が流れていく様子がよく見れました。

※樹幹流といいます。

五合目の先でちょっとした岩場を下り

2合目まで下りてくると

まさかの晴れ間☀

登山あるあるで

下山した途端に晴れてくるパターンでしたね :mrgreen:

林道の途中から粟ヶ岳から連なる尾根も少しだけ見えました。

下田登山口

下田登山口へ下山しました。

終始雨の降る中での登山となってしまいましたが

長距離、長時間の道を無事に歩けたことに

感謝感謝です。

標高差も1200m超えと

夏山に向けたいいトレーニングになりましたね。

ご参加いただいた

 ●井さん

●村さん

●内さん

ありがとうございました!

次は紅葉の時期に是非リベンジしましょう 😀

💡